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スタッフ

  • 監督・脚本<br>福間健二

    監督・脚本
    福間健二[ふくま・けんじ ]

    1949年新潟県生まれ。詩人、映画監督。批評と翻訳もおこなってきた。高校時代から8ミリ作品を撮り、1969年、若松孝二監督『現代性犯罪暗黒篇 ある通り魔の告白』に脚本・主演、さらに16ミリ作品『青春伝説序論』を監督する。同時に詩を書きはじめ、現代イギリス詩の研究者としての道を歩みながら、詩と映画への情熱を燃やしつづける。95年、劇場映画第一作『急にたどりついてしまう』を発表。そのあと、映画制作からはしばらく遠ざかるが、2008年以降、『岡山の娘』(08)、『わたしたちの夏』(11)、『あるいは佐々木ユキ』(13)、『秋の理由』(16)を発表し、若い世代の映画作家・批評家・ファンから熱い支持を受ける。2011年、詩集『青い家』で萩原朔太郎賞と藤村記念歴程賞をW受賞。その他の詩集に現代詩文庫版『福間健二詩集』(99)、『侵入し、通過してゆく』(05)、『あと少しだけ』(15)、『会いたい人』(16)など。その他の著書・編著に『石井輝男映画魂』(92)、『ピンク・ヌーヴェルヴァーグ』(96)、『佐藤泰志 そこに彼はいた』(14)など。翻訳にマイケル・オンダーチェ『ライオンの皮をまとって』(06)など。

  • 撮影 鈴木一博 [すずき・かずひろ]

    1961年山梨県生まれ。国映、獅子プロなどの作品で経験をつみ、1995年、古厩智之『この窓は君のもの』で商業映画デビュー。『汚れた女(マリア)』(98/瀬々敬久)、『どこまでもいこう』(99/塩田明彦)、『blue』(03/安藤尋)といった作品で注目を集める。『ヴァイブレータ』(03/廣木隆一)などで2004年の毎日映画コンクール撮影賞受賞。近年の仕事に『5つ数えれば君のゆめ』(14/山戸結希)、『海を感じる時』(14/安藤尋)、『あなたを待っています』(16/いまおかしんじ)、『月と雷』(17/安藤尋)、『嵐電』(19/鈴木卓爾)など。福間作品は『わたしたちの夏』、『あるいは佐々木ユキ』、『秋の理由』につづいて4作目。

  • 録音 川上拓也 [かわかみ・たくや]

    1984年北海道生まれ。映画美学校ドキュメンタリーコースで学んだ後、フリーの録音・編集としてドキュメンタリー映画作品を中心に活動。録音担当作品に『ふたつの祖国、ひとつの愛 イ・ジュンソプの妻』(14/酒井充子)、『風の波紋』(16/小林茂)、『ガーデンアパート』(17/石原海)、整音担当作品に『桜の樹の下』(15/田中圭)、『息の跡』(17/小森はるか)、『春を告げる町』(19/島田隆一)、『朝の夢』(19/池添俊)、録音・編集担当作品に『台湾萬歳』(17/酒井充子)、『遠近を抱えた女』(18/大浦信行) など。

  • 編集 秦岳志 [はた・たけし]

    1973年東京都生まれ。ドキュメンタリー作品と予告篇の編集を中心に活動。編集した主な作品に、『花子』(01/佐藤真)、『阿賀の記憶』(04/佐藤真)、『わたしの季節』(04/小林茂)、『エドワード・サイードOUT OF PLACE』(05/佐藤真)、『チョコラ!』(08/小林茂、アソシエイト・プロデューサーも)、『フリーダ・カーロの遺品』(14/小谷忠典)、『風の波紋』(16/小林茂)、『息の跡』(17/小森はるか)、『ニッポン国VS泉南石綿村』(18/原一男)、『愛と法』(18/戸田ひかる)、『太陽がほしい』(19/班忠義)など。福間作品は『わたしたちの夏』、『あるいは佐々木ユキ』、『秋の理由』につづいて4作目。

  • 美術 秋山豊之[あきやま・とよゆき]

    1943年山口県生まれ。東京藝術大学美術学部油画科在学中に、赤坂迎賓館天井画修復事業に参加。同大学院を経て、東海大学教養学部美術科にて講師を務め、1981年、現在の吉祥寺美術学院・静岡美術学院の母体となるCON板橋美術研究所、(株)CON-Zを設立。その後、改称された(株)綜合デザイン研究所にて幅広いアートワークを手がける。現在にいたるまで、これらを統括する指導者・代表者として、美術を志す若者の育成と指導を行なっている。画家であり、教育者であり、少林寺拳法の有段者でもある。

  • 音楽 メノウ

    ハヤシヒロト
    1979年北海道生まれ。メノウのボーカル、ギター。弾き語りソロ、バンドTHE LUMDEESでも活動中。2016年、ソロアルバム『蕩児、夢散る全方位』、2018年メノウデビューアルバム『MENO』を発表。福間監督とは、2015年に国立市でギターと朗読のライヴを行なっている。

    犬養康太 [いぬかい・こうた]
    1985年北海道生まれ。 2004年より音楽活動を始め、メノウではベースを担当。絵画もアニメーションも手がけるマルチアーティスト。2011年から、札幌市内で祖母が住んでいた築100年の古民家を使って、ギャラリー犬養を経営。

    高橋幾郎 [たかはし・いくろう]
    1957年北海道生まれ。1981年から1999年まで東京でドラマーとして、「光束夜」、 「マヘル・シャラル・ハシュ・バズ」、「シェシズ」、「渚にて」、「不失者」といったバンドに在籍。2000年より札幌で室野井洋子(ダンス)とともに「あの世のできごと」として活動。並行してメノウでも活動する。

記録=田中小鈴
ヘアメイク=浅野加奈
メイク助手=原早織
助監督=女池充
監督助手=小関裕次郎・松本桂
演出応援=古畑耕平
スチール=勝野斗太・内田左京
制作応援=川端もくは
美術協力=山越通子・三日月書店
宣伝美術=綜合デザイン研究所・吉祥寺美術学院
英語翻訳=福間健二
翻訳協力=安井マイケル
DCP制作=アテネ・フランセ文化センター
HP制作=east-side web design
宣伝=岩井秀世・松村厚
プロデューサー=福間恵子

使用作品=「平和な小国」郷津晴彦
映像=「あの世のできごと」室野井洋子・高橋幾郎(音) 2008年 撮影/小磯卓也
絵画=秋山豊之・山越通子
衝立画=田中千里・川端もくは・古家未葵・村松佳樹・井上りか子
使用音楽=
メノウ「ちりあくた」「メリダ」「ステップ」 ハヤシヒロト 詞/曲
ハヤシヒロトv/g 犬養康太b 高橋幾郎d
みみのこと「朝の露 地の雫」 みみのこと 詞/曲
スズキジュンゾv/g 西村卓也b 志村浩二d
スズキジュンゾ「黒い傷あとのラーガ」
スズキジュンゾ 曲/g

製作・配給=tough mama
2019年/日本/カラー/ヴィスタ/DCP 5.1ch /106分